名探偵コナン 世紀末の魔術師
ある日の夜、吉田歩美が眠りにつく頃部屋のベランダに人影が現れ、窓を開けて確認してみると白いマントに身を包んだ男が月を背にして佇んでいた。
彼は歩美に挨拶を告げたあと、自分を追ってきた中森警部に捕まる前にハンググライダーで飛び立っていった。
彼の名は怪盗キッド、探偵である江戸川コナンのライバルだった。
鈴木財閥で新たに発見されたロマノフ王朝の遺産「インペリアル・イースター・エッグ」を狙うという怪盗キッドから「黄昏の獅子から暁の乙女へ 秒針のない時計が12番目の文字を刻む時 光る天の楼閣からメモリーズ・エッグをいただきに参上する」という予告状が届き、江戸川コナン一行はエッグが展示されている大阪へと向かことになった。